I cry to cry

NHK FMラジオ「眠れない貴女へ」織田くんと賢二先生の対談を文字に起こしました!

信「さて、今夜の男の本音のコーナーはフィギュアスケートスペシャルとして、僕、織田信成が、この方の本音を伺っていきたいと思います」

賢「こんばんは、フィギュアスケート振り付け師の宮本賢二です」

信「賢二先生、よろしくお願いします」

賢「よろしくお願いします」

信「この番組は深夜の女子会がコンセプトになっているんですよ」

賢「行きたい」

信「どんなんかちょっと…ワクワクしますよね」

信「女性の方がたくさん聞いていると思いますので、賢二先生の魅力が伝わるように僕も頑張ります」

賢「頑張ってや」

笑い

信「以前はシングルスケーターだったんですよね」

賢「そうルッツとかも跳んでたんやで、3回転」

信「そう、僕それ見たことないから。ちなみに今も跳べるんですか」

賢「跳べないね」

信「振り付けしてる時の靴はシングル用ですか?アイスダンス用ですか?」

賢「最初はアイスダンス用の靴履いてたんだけど、選手からクレームが出たの。ターンとかやったら『それ、だってアイスダンス用の靴でしょ』って言われて、ちょっとイラッときたから全部シングルの靴に替えた。それで選手に文句言われても『同じ靴やで』って」

信「アイスダンスの靴ってシングルの靴よりちょっとヒールが高いんですよね」

賢「そうそう、あとエッヂが細い。トゥが少ないし」

信「じゃあ振り付け師になる前はシングルの選手であり」

賢「シングルをやって中学生終わる頃からアイスダンスを勧められてやってました」

信「初めてアイスダンスやってどうでした?」

賢「難しいよね。ずっと一人でやってきたし、二人で滑って合う訳ない。普通に足蹴られて転けてた」

信「距離が近いですもんね。アイスダンスって近ければ近いほどいいんでしたっけ。それで現役を引退されたのはいつ?」

賢「トリノオリンピックに出られなくて、パートナーをもう一度探してたんだけど、いなくって、それで引退」

信「僕、最後の賢二先生の国際大会、一緒に行かせていただきましたよね。四大陸選手権、アメリカのコロラドスプリングスであった。楽しかったですもん、あの時」

賢「信だけ入賞してエキシビあるから、みんなと違う行動してて、エキシビ終わって信が帰って来る時に、俺が勝手に信の衣装を着てたという」

笑い

信「あれ2月くらいだったんで、初大笑いでしたよ、あの年の。ほんま、めちゃくちゃ面白くて、その後みんなで着ましたよね」

賢「そうそう、みんなで人のコスチュームを着て、ホテル中を徘徊、連盟の人にも挨拶に行って」

信「笑ってくれましたよね。あの後アイスショーでもやりませんでした?」

賢「やったやった」

信「それから引退されて振り付け師になろうというきっかけはあったんですか?」

賢「これはよく聞かれるんだけど、きっかけって言うのは無くて、樋口豊先生に習ってて、あの人も振り付けしはる人で、アメリカに行っても振り付けしはる人いっぱいいて、フランスでも、だから周りに環境があったの、知らないうちに僕は振り付け師になるんやろなって思ってて、だから自然とコーチになろうと思わずにそのまま振り付け師になったという」

信「じゃあ自然な流れで環境として」

賢「そうなるもんやなと思ってなってました」

信「それで振り付け師始めます、今は世界のトップ選手から日本のいろんなレベルの選手まで振り付けされて、今まで何人の振り付けしたんですか?」

賢「今まで何人やろ、500曲くらいかな」

信「500曲?!引退されて10年の中で500曲、最初一年目とかどうでした?」

賢「一年目は1個か2個しか振り付けしなかった。暇で、ずっと観光行って日本とか四季あるやん、春の散る桜を見たり、春の小川を見たり雪解け水を見たり、夏だったら青々しく茂ってる木を見たり、冬は積もる雪を見たりそういうのずっと見てた、なに?その異常な人見る目は(ここ聞き取り難くて)」

笑い

信「いや、見て何してたんかな?って」

賢「振り付けのイメージを」

信「ですよね、感性を磨くじゃないですけど、そういうために行かれてたんですよね。ちなみに思い出の場所とか、ここ良かったなぁとか」

賢「これね、春くらいまではパートナー探してたの。引退するつもりなくて、でも見つからへんって時に、姫路城の前のおっきな広場があって、そこすっごい桜が綺麗やの」

信「有名ですよね」

賢「綺麗やなーって見てるのと、頭で思ってる引退せなあかんのかな?って美しいけど哀しい、あの桜の咲いたところは凄い覚えてる。今もうちょっとで泣きそうやった」

笑い

信「やっぱ引退したくなかった」

賢「全然したくなかった、まだまだやるつもりやった」

信「あー、カップル見つけて」

賢「だから今でも振り付けで、笑顔でやって、けども裏で哀しみがあるように笑って、って言うのよ。それが場面浮かんで伝えるようにしてる」

信「じゃあ春まではパートナー探して、その後は感性を磨く旅に出た」

賢「旅に出た」

信「今の宮本賢二という振り付け師になるブレイクするきっかけあったんですか?」

賢「井上はるかちゃんって覚えてる?」

信「井上…覚えてる京都の」

賢「そう、はるかちゃんにヒップホップのプログラム作ったら、アイスショー出た時にあの振り付け誰や誰や?ってなって、そこからいっぱい依頼が来るようなって。あれが多分、未だにはるかちゃんに会ったらお礼言ってるもん」

信「そうなんですか、井上はるかちゃんと言えば踊る、表現力の素晴らしい選手だなって僕も覚えてますけど」

賢「だからそれが2年目かな?その時に僕にお仕事与えてくれた浜田先生の生徒さんで、浜田先生が『賢ちゃん、この子振り付けしてやって』ってそれが今でも凄い感謝してる」

信「それがきっかけで、やっぱそれを滑れる井上はるかちゃんも凄かったっていうことですよね」

賢「もう凄かった、演技はやっぱ凄かった」

信「見たことないなぁ。はるかちゃんのアディオス・ノニーノ?僕が今シーズンのアイスショーで滑ってた賢二先生のアディオス・ノニーノ?すっごい大好きやった」

賢「はるかちゃんの?嬉しい!あれ俺振り付けやで」

信「ですよね。スゲー格好イイなって」

賢「信も格好イイよ」

信「いやいやいや!ちなみに男性じゃないですか、賢二先生」

賢「もちろん男性です」

笑い

信「だから、女性の仕草であったり振り付けするのが難しいなと感じたことってありますか?」

賢「いや、基本的に難しいとは思わないんだけど。普段から博物館とかの女性像、究極の形やん。それとか見返り美人、日本画の綺麗な曲線とかそういうのいっぱい見るようにして、女性のスケーターに伝えるようにしてる。首の線をもうちょっと後ろにしなさいとか」

信「首の線をもうちょっと後ろにしなさい?」

賢「あのね、俺が勝手に考えるんやけど日本人が一番綺麗な形ってやっぱり着物を着ているところやと思うの」

信「こう、項が見えた?」

賢「そうそう、首の後ろをすっと伸ばして肩を落としてってのが凄い綺麗って思ったから、それを出来るだけもうちょっと肩を落としてとか、首を伸ばしてとか注意して。自分でも日本舞踊まではいかないけど、そういうのいっぱい見て勉強して、スケーターの前でこうやって踊るんやでって見せて」

信「先生が実際に踊って」

賢「踊る踊る」

信「女性らしい動きを」

賢「出来ない時は嫌みっぽく、『俺の方が女性ぽいなぁ』冗談を入れながら、女性もカチンときてもっと頑張ってくれるし」

信「それでみんなリンクで泣いてる」

賢「泣いて?織田くん、何を仰ってるんですか」

笑い

信「僕は何も言ってないですよ」

賢「あのね、でも選手自身は悔しいみたい、もっとやりたいのにって時に出来なくて悔しくて泣いてしまう、それだけ向上心があるっていう」

信「どの選手も一生懸命やるっていう涙ですよね」

賢「そういうことです。やっぱりその子にちょっとでも点数出て欲しいし、スケートが綺麗であって欲しいから一生懸命言うし、それが怖いって言われるなら怖いかもしれない」

信「やっぱそこまで厳しく。男性のスケーターと女性のスケーターで振り付ける時に感じる違いってあります?」

賢「女の子の方が強いよね。打たれ強いというか。『全然出来てへんやん』って言ったらパッともう一回動くけど、男の子はシュンとなって」

信「あー、でも分かるかも。賢二先生、振り付けしてる時って『これ練習しといて』って言って、その間に考えてくださってるじゃないですか、『やっといて』ってやって『出来ました』って言ったら『なんか違くない?』って、もちろん先生は注意として言ってくれてると思うんですけど、それが結構『頑張ったのにな』みたいな、それでシュンとなっちゃう」

賢「それはね、俺も勉強しなあかんとこやね。選手はサボってる人なんて、いーひんやん、中にはおるけど、そんな人は見えてへん、俺は。一生懸命やった結果をどうにか形にしたげたい、俺も指導者として勉強しなあかんとこやね、ごめんなさい」

信「いえいえいえ、僕もちょっと。そういう意味では男の子のスケーターの方がシュンとしやすい。確かに女の子の方が試合とか見てても強いですもんね。『イイ演技するんだ!勝つんだ!』っていうのが演技から伝わってくる」

賢「ちょっと格好イイよね」

信「格好イイ!500曲振り付けしてきて、この曲はすごい思い出に残ってるな、っていうプログラムはありますか?」

賢「やっぱりバンクーバーオリンピックの高橋大輔選手のショートプログラムの『eye』あれはもの凄い残ってるね」

信「めっちゃ格好良かったですもんね」

賢「めっちゃ格好良かった。あれ選曲の時から大ちゃんから『曲どうしよう?』って話が来て、『一曲好きな曲あるんですけど、coba さんの曲で』coba さんの曲いっぱいあるやん。実は俺もcoba さんの曲で好きな曲ある、でもどっちも名前が分からなくて、次の日CDを30枚くらい持っていってとりあえず『俺の好きなヤツこれなんやけど』って聴いたら、偶然一緒やったん『あっ!これや』ってなったん。一曲目だから不安もあるやん、一応全部聴いたけど『やっぱりeyeがいい』偶然から生まれた曲やった」

信「大ちゃんがcoba さんの曲が好きやったって知ってたから大ちゃんが選んだって思ってた。賢二先生も好きやった」

賢「うん、偶然持ってったら一緒やった」

信「なんか振り付け秘話みたいなん、ありますか?」

賢「あの子上手いやん、上手いから誰も思いつく動きすると、ちょっと嫌なんかな?もっと奇抜にしたいというか」

信「自分らしさっていうんですか?」

賢「そうそう、『こうやって』って言ったら『それ出来るけど僕こうゆうのも出来ますよ』っていうふうに言ってきて、それがいい形であれば、『それ入れよ』やってみてあんまり良くないかなってなったら止めて、俺が作ったというより一緒に作っていったプログラム」

信「その名曲を賢二先生に振っていただいてよろしいでしょうか?」

賢「分かりました。coba さんで『eye』」




次回に続きます!









にほんブログ村でランキングに参加しています。

クリックいただけると多くの方に読んでもらえる機会が増えますので、

よろしくお願いします。


   ↓   ↓   ↓

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ
にほんブログ村

by Isaias4008 | 2015-03-14 22:57 | 織田信成選手 | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://isaias.exblog.jp/tb/22878641
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by aiti at 2015-03-15 07:07 x
こんにちは。ひさしぶりに書き込みしました。
いつも大変な中本当にありがとうございます。
ラジオでは織田くんの優しい声にまったりしすぎて内容が十分に頭に入らないので、こうして書き起こしていただけると内容もしっかり頭に入るのでとても助かっています。
でも大変な作業でしょうから、どうか無理のないようゆっくりで・・・
これからもブログ楽しみにしています。
Commented by Isaias4008 at 2015-03-15 11:41
aitiさん、お久しぶりです。
これを書けたのはaitiさんのお蔭なんですよ!
私は録音できませんでしたから(⌒-⌒; )
織田くんと賢二先生のお話はホントに面白いですよね。
いつかカメラやマイクの無いところでの会話も聞いてみたいですよね。
そんなことは絶対にないでしょうが…
いつも頼りにさせていただいて本当にありがとうございます\(^o^)/
<< NHK FMラジオ「眠れない貴... ディズニー・オン・アイス日... >>



引退された織田信成さんを讃え現役時代同様に応援していくブログです。
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
カテゴリ
外部リンク
リンク
ブログパーツ
  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。
以前の記事
検索
ブログジャンル
記事ランキング